2018/03/22

若手社員は何を錯覚しているのか?

若手社員に発生する錯覚

「若手社員が育たない」「最近の若者は何を考えているのか分からない」など、若手社員のマネジメントに関する悩みは多いのではないでしょうか。
若手社員の育成など組織の中で起こる問題は実は組織に発生している誤解や錯覚によって発生しています。

組織問題解決の株式会社識学が実施する識学サーベイ※によると、新卒入社3年目までの若手社員と30歳以上社員には大きな意識の差があることが明らかになっています。

新卒入社3年目まで VS 30歳以上社員の差が大きい項目
順位 内容
第1位  会社が成長する第一条件は「仲が良い職場であること」である
第2位  次に何をしようかという瞬間がよくある
第3位  何のためにその業務を遂行しているのか考え込むことがよくある

 

若手はなぜ錯覚するのか?

会社が成長する第一条件は「仲が良い職場であること」であるとの項目について中堅以上の社員に比べ、若手社員のより多くがこのように考えています。当たり前の話ですが、職場の関係は友達関係ではありませんので、第一条件とはなりません。
成長を繰り返す中で組織に和ができることが本来の姿であり、仲が良いことで会社が成長することはありません。

このような錯覚は上司の言動が大きな発生要因であることが多いです。

「とにかく、楽しく仲の良い雰囲気作りの心がけています。」
「部下とは、フラットな関係で仕事しています。」

このような言動により部下は錯覚してしまうのです。
さらに、上司との関係は、友達同士のような対等な関係がよいとも錯覚します。そうすると、上司としての「指示」ではなく、対等な立場からの「お願い」と考えます。「お願い」なので部下が断ることも可能であると錯覚してしまうのです。

会社の中で、上司と部下はあくまでも上下の関係であり、友達同士のような横の関係ではないのです。上下の関係であることを認識し、部下とは普段から一定の距離感を持つことを心がけなければいけません。
正しい関係を保てなければ、指示したことが実行されず組織が崩壊に向かうことを上司は肝に銘じなければなりません。

若手はなぜ迷うのか?

「次に何をしようかという瞬間がよくある」
「何のためにその業務を遂行しているのか考え込むことがよくある」
どちらも若手が迷っているのですが、なぜ迷うのでしょうか。

「○○マネージャーを見本に頑張りなさい。」
「これからの若手はグローバル人材になりなさい。」

このようにあいまいなイメージを伝えられた部下の多くは迷います。
なぜなら、次に何を取り組めばいいか、どう動けばいいかのイメージが全くわかないからです。更に、その根本の理由は、求められる目標が明確にイメージ出来ないからです。部下にとっては目標があいまいなために、何をすればよいか迷うという状態です。

また、部下の成長を考えた場合もこのような「迷い」を生む目標設定は問題です。
成長するためには,
①出来ない事を認識する事
②認識した出来ない事が出来るようになる事
が必要になります。目標があいまいであると、何が出来ていないか、何が目標に足りないかもあいまいになります。そのため、①「出来ない事を認識する事」が正しくできないため、成長につながらないのです。

上司は何をしないといけないのか?

このように若手社員に発生する「誤解」や「錯覚」の原因のほとんどは、上司の言動にあります。良かれと思って、行なっているリーダーの言動によって、若手社員に「誤解」や「錯覚」が発生してしまいます。

上司は会社および部下にとって、どういう言動が実はマイナスになっていて、どういう言動がプラスになるのかを正しく理解する必要があります。
上司の正しい言動は、部下の今の楽しさや心地よさとは離れているように感じることもあり、部下から「嫌われる」可能性があります。しかし、上司が部下にもたらさなければいけないのは、今の楽しさや心地よさではなく、未来の部下にとっての利益、つまり成長です。
正しい言動で部下を迷わせず、組織と部下の成長に責任を負うことが、上司には求められています。

※識学サーベイは、800社・団体、9400人以上が利用した組織運営を評価するWeb調査であり、株式会社識学の提供する「識学クラウド」に含まれるサービスです。

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